作品レビュー

書籍、映画、アニメなどの作品について考察したり、感情があふれたものを書いたりしたものです。

作品レビュー

Pityman公演「ばしょ」に寄せて―そこは誰の、ばしょだった?

限定的な場所に、絶えずやってくる“外”の人々。けれど、“ばしょ”は拡張しない。だから不安になり、人々は“ばしょ”を奪い合う。結果として、誰かが“ばしょ”を失う。それは極めて残酷なことであるが、当事者たちはその行為に無自覚なものだ。 私たちの“ばしょ”に対する無自覚さを、この物語は問うている。