
『凪のお暇』で描かれる表情豊かな“空気”とは
ドラマ『凪のお暇』。いやあ、がっつりハマりました。このドラマの何が好きかって、テーマが好きなんですよ。 「空気読めよ」「この人空気読まない」 至るセリ...
ドラマ『凪のお暇』。いやあ、がっつりハマりました。このドラマの何が好きかって、テーマが好きなんですよ。 「空気読めよ」「この人空気読まない」 至るセリ...
めちゃめちゃに働いていた頃がある。週に半日しか休まず、毎日朝6:00に家を出て終電で帰る(しかも月3回くらいは泊まる)日々を送っていた。 ――あの頃っ...
早くできることの価値が優先されると、遅いことの価値は忘れられがちだ。 早く仕事ができると「仕事早いね!」って褒められる。 うれしくて、もっと早くしよう...
営業職の方に取材をして、思い出したことがある。私が働いていた会社の営業部長、田中さん(仮)のことだ。 田中さんはまじで優秀な営業マンでした。営業だから...
優しいコインロッカー 先日、施設内のコインロッカーを使った。 100円玉を投入して貴重品を預け、用事が済んで鍵を開けたら100円玉がころりんと吐き出さ...
辞めた会社と私 私はきちんと会社を辞めることができなかった。いろいろなひとに甘えて、できる仕事とできない仕事を区別できず、心身が壊れるほど働き詰めて、...
にい、にい。 結露した窓の向こうからその声は聴こえてくる。 「あ、黒猫」 「入れたらあかんよ、飼い猫にはせえへんからね」 窓を開けようとする私を制して...
年始、静かな住宅街。 ふだんは浴びられない、やわらかな日差し。 初詣に向かう人々は、何を想ってそんな笑顔になれるのだろう。 わたしは年始が嫌いだ。 地...
ふざけるな。私の生き様と、努力と、性は、ないがしろにされ、混ぜられ、捨てられた。そんな気分だった。私は自分が女であるということが、もう嫌だった。女でありたくなかった。でも男に生まれたいとも思えなかった。社会が作った男女の枠から逃げたかった。