プロフィール
宿木雪樹(Yuki Yadorigi)
1989年生まれ、北海道札幌市在住。東京在住時に広告代理店でのBtoB広告プランナー、学校法人でのマーケティング職を経て、2018年よりライターとして独立。2020年法人化。主に企業の採用・ブランディング発信(経営者・社員インタビュー)や企業オウンドメディアのコンテンツ作成に携わる。目的に応じたテキストコンテンツの発信に対し、戦略面のサポートから執筆・編集まで多岐に対応。2021年よりライターチーム体制を整えており、2022年からは本格的な事業展開を進める予定。
趣味は小説を読むことと書くこと、ハマっているのはAmongUsと運転。人前ではしっかりしようと頑張っているが、生活力が壊滅的に低く、家族や友人に頼りっぱなし。モノの置き場所をすぐ忘れる。感情の起伏が激しい。心理的な圧力が苦手。
実績
公募・コンテストなどにエントリーした作品の受賞歴。
■2019年 KIRIN×note あの夏に乾杯 特別賞受賞
消えない泡 #あの夏に乾杯|宿木雪樹|note
北の夏は短い。 盆だというのに吹き込む夜風は涼しく、虫の声も秋を感じさせる。リビングの窓の網戸には、大きな黒い虫が張り付いて離れない。蛍光灯の光に引き寄せられてか、夕飯のカスがこびりついた皿の山に用があってか。 「おい」 …
■2019年 Freee×note 給付金をきっかけに Power to スモールビジネス賞受賞
給付金バースデー|宿木雪樹|note
31歳の誕生日、父からおもむろに封筒を渡されて「え、なになに」と笑った。「なんでしょう」と父は早口で答えた。 「封筒だったら……札束!?札束でしょ!」冗談を飛ばしながら中を見たら、本当に札束が入っていた。 「え」「まぁ給付金だから、受け取って」 生まれてはじめて、父から誕生日プレゼントをもらった。 *** …
■2020年 磨け感情解像度(私設コンテスト)佳作受賞
かなしみの音色|宿木雪樹|note
ある秋雨の日、十七歳のわたしは音楽室でピアノを弾いていた。ドビュッシーの『夢』だ。窓に流れる何本もの雨の道を見ていたら、なぜだか指が思い出してしまったのだ。 重いドアが荒々しく開かれる音におどろいて、演奏を止める。 「ミワコちゃん、たいへん、どうしよう」 倒れるような勢いで部屋に入ってきたヒマリの声は、声量こそ小さいけれど、鋭い痛みに満ちていた。 「クルミちゃんが、死んじゃった」 …
■2020年 触れる言葉(私設コンテスト)準グランプリ受賞
沈むふたり|宿木雪樹|note
朝ごはんを片付けたあと、鼻にしみついた食材と油、塩分の香りを覆うように、ファンデーションの甘い香りに沿う。乾燥した唇に、いつもより鮮やかな赤を描く。 鏡に映ったわたしは、老いと若さのあいだで揺れている。少しだけ弾力を失った耳たぶに、十年前の誕生日にもらった小ぶりなパールのピアスをつけたら、目じりが熱くなった。 「できたか」 …
連載
依頼をいただいてメディアで担当した連載シリーズ(一部)。
■まいにちdoda 二拠点生活のリアル(全6回)
わたしは何しに東京へ? 28歳過労女子が「二拠点生活」を始めるまで【二拠点生活のリアル#1】 – まいにちdoda – はたらくヒントをお届け
わたしは、北海道のちいさな町で生まれ育ちました。 テレビに映る東京の街並みや人々は、もはや異世界でした。「東京に行くには許可証が必要」という親の冗談を、中学生くらいまで本気で信じていました。 …
■講談社C-Station サステナブル・マーケティングのすすめ(2019年~2020年)
https://sdgs.kodansha.co.jp/news/knowledge/37634/
■ZUU Online 年収1000万円の向こう側へ 稼ぐフリーランスに必要な資本家思考とは?(全8回)
https://zuuonline.com/features/freelance-capitalist
執筆メディア
ほか依頼を受けて定期的または継続的に取材・執筆を担当しているメディア(一部)。
- Workship MAGAZINE https://goworkship.com/magazine/
- デジタルマーケティングジャーナル https://www.underworks.co.jp/dmj/
- ダ・ヴィンチニュース https://ddnavi.com/
- Schoo Pencil https://pencil.schoo.jp/
※ほかにもいろいろ書いておりますので、お仕事のご相談がある方はメールフォームまでお問い合わせください。また、個人ではなく法人としての継続案件やプロジェクトについては、株式会社宿木屋の実績や事業をご覧ください。